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春はいづこ [日々の出来事]

昨年の晩秋の頃から妻の容態が悪化している。GVによる皮膚炎が全身に発症して痛みにさいなまれている。ドラマでは白血病は骨髄移植のドナーが見つかるまでが山場で移植が終わると元気になる。

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そんな流れがスタンダードになっている。しかし、実際に起きていることは移植の後のGVとの戦いが長く凄惨な日々だったりする。妻が苦しみ、精神が不安定になる中で、子供達が献身的に妻に寄り添っている。通院で月に数回休みを取るが、白血病発症の頃は「奥さんのケアを第一に考えて仕事は気にしなくていいですよ」と言っていた上司も、3年たつと、「仕事休みすぎだから退職者が出たりするんだよ」と言い始めた。妻が自分に思っているように、抱え込んでいる辛さや痛みは、他人には分からない。と思う。特に誰が加害者でもなく被害者でもなく、病魔に取りつかれてしまったのは、今更どうしようもないことで、受け止めて耐えて日々を過ごしていくしかない。

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昔、福岡時代に所長だったやくざのような所長からいきなりメールがあった、静岡のM君が余命一ヶ月だってよ、というなんとも彼らしい表現だった、もう還暦を過ぎてしまうといつお迎えが来てもおかしくはないが、妻だけでいっぱいいっぱいの中に知り合いの余命宣告はどこにも受け入れる隙間がない事に気づかされた。自分自身、薄情な人間だとつくづく思う。
病気をすればお金がかかる、病院の費用は高額医療保険制度があって月々4万円以内に収まるようになっているが、通院の費用や制限されている食事や、特殊なガーゼなどでざっと10万円程度は月々の負担が発生する。自分自身がまだ仕事をしてるから何とかなるが預金はだんだんと減っている。確定申告をして年間の医療費が70万円になる事を知る。約4万円が戻ってくる。わずかだけど一ヶ月分の通院費用になる。

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冬きたりなば春遠からじ、そんな言葉が会社の帰り道にふと浮かんだ、もう3月になっている。セツブンソウも咲く頃、休みの日も出かけることもままならい状態が続いていたが、やはり野草を撮りに行きたいという思いはふつふつと沸いてくる。もう、ただただ趣味に没頭できていたあの頃とは違う日々になっているけど、カメラを担いで出かける事はやはり自分にとっては必要な事だと思える。


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