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SPACE BATTLESHIP ヤマト [映画]

夫婦割引で12日映画を見に行った。夏に見た踊る大走査線の予告で気になっていた。「SPACE BATTLESHIP ヤマト」松本 零士の宇宙戦艦大和の実写版という事になる。
最初の10分は結構ワクワクして見ていたが、大和が発進する時にあれ?と思った、波動エンジンは簡単に始動しなかったはず。波動砲は核兵器同様、その威力が大きすぎて安易に使う兵器でもなかった。それが簡単に始動したし、単なるミサイル迎撃用に波動砲が使われる。
松本零士の描くコクピットやブリッジには複雑なメーターや機器がびっしりでその緻密さと精巧さに感動したものだった。が、ヤマトのブリッジは狭かった。メカはなくDELLのキーボードがそのまま机にはめ込んであった。マイクも有線だし、操縦卓の後からケーブルがむき出しで出ている。設定は2199年?
学芸会?パロディ?SFとしては基本となる科学的なリアリティがまったくなく。宇宙空間に薄い戦闘服で放り出されたメイサが呼吸停止していたとき。AED
が出てきた。2199年?それは時代劇に電柱や携帯がでてきたような違和感を感じざるをえないものだった。
戦争を行うのは軍隊である。プロの戦闘集団である。軍隊には規律がある。ところがこの大和の部隊は上官を呼び捨てにしたり、なぐりかかったり、命令拒否というありえない光景が描かれる。
この後のストーリーを説明し始めると苦痛なので、いづれTVで放送されたら見てください。
最後はキムタクの特攻です。多くの人が死にます。戦争で国家が自己犠牲を強いる時に個人ではどうしようもなく死んでいくしかないです。特攻という理不尽な戦術を美化して安直に涙をさそうという人としてやるべきでない事をしてある映画です。
戦艦大和は多くの若者を乗せ特攻に出て東シナ海に沈みました。宇宙戦艦大和は地球壊滅の危機を救う為に、イスカンダルまでの旅にでました。「我々は戦うべきではなかった」という後悔の言葉と苦悩が最後にありました。
そんな苦しみも悲しみもまったくない実写版でした。そしてハリウッドの映画からのパクリも満載です。中国のガンダムやどらえもんを日本人は笑いますが、この映画をアメリカ人がみたら同じように失笑するでしょう。エンディングはアルマゲドンなんですね、そのうえ黒木メイサにキムタクの子が出来ているのです。あのワープの時に・・・と思うとなおさら後味が悪いものでした。
その後YAHOOの映画レビューでこの映画の評価を見ましたら、あきらかに観客動員する為の煽動レビューが書き込まれていました。どこまでも地に落ちた仕事をするのでしょうかね。これだけの努力をするのであればもっと作品そのものを真剣に作って欲しかった。宇宙戦艦大和の世界観を大切にして欲しかった。


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